ハマバンブログ

2014.10.03 塗装の厚みについて

こんばんわ!
ハマバン店主のシローです。

今日は15時に作業が終了したので、
秘密の実験です。
鈑金部門から貰った事故パネルで
磨き実験を実施。



アルファロメオのフェンダーです
( ´ ▽ ` )ノ



こんなに損傷してるから、
交換になりますわな…

さてさて、
今日は塗装の膜厚について
話そうと思います。

当店HPでも、頻繁に出てくる
「膜厚」という言葉。
読んで字のごとく、塗膜(塗装)の厚みですね。

この塗装の厚みですが、
我々、コーティング店や磨き屋さんにとって、とっても重要な要素となります。

膜厚なんて、どうやって
測るの⁉︎
と思われるでしょう。

それには、



こんな便利なものがあります。
膜厚計ですね(^∇^)

定価12万程します…

高いですが、
でも絶対必要なんです!

簡単に言えば、
塗装は基本的には2層が多く、
色としてのベースカラーと
ツヤ・耐候性をもたらすクリアの
2層があると思って下さい。
(細かく言えば、1層、3層などなど多岐に渡ります)

我々のような磨きに関わる仕事では、
上記の「クリア」といわれる
部分をポリッシャー等で磨きあげ、
キズやダメージを取り除き、
フレッシュな状態にして
コーティング作業を行ないます。

しかし、このクリアには
膜厚の限界がありますヽ(´o`;

要は、このクリア層を
全て磨いてしまったら、
下のベースカラーが
むきだしになり、
明らかにツヤがなく、
違和感ありの状態になります。

そこで、活躍するのが膜厚計。

例えば、このアルファロメオの塗装の膜厚は…



114ミクロンとなっております。
近年の輸入車は、
この辺りの膜厚が多いですね。

虎の巻データ(^.^)から、
この値で、ロメオなら、
クリアの膜厚は、
30〜40ミクロンと推測されます。

しかし、この30〜40ミクロン
磨いてしまったら、
どうなるか、もうお分かりでしょう。



ミニポリ&輸入車対応のコンパウンドで
がんがん磨いていきましょう。
実験パネルなんで、緊張感無しです(^◇^;)



コンパウンドを付け、



がんがん磨いていきます。
(今回のパッドが小さいのはお許し下さい、あと実験なんで、マスキングしてないのもお許し下さい´д` 😉



一気に103ミクロン。



まだツヤはあります。



さらに磨き、約93ミクロン。



まだまだツヤあります。



さらに磨いていくと、
バフが黒色に!( ゚д゚)

つまり



クリアが剥がれちゃいました(._.)
明らかにツヤがないでしょ?

膜厚は、



膜厚は、約77ミクロン。

最初が、114ミクロン。

結果 クリア層は
約37ミクロンということになります。

要は、我々はプロとして、
このようにクリア層の膜厚を考えながら
磨いていかなければなりません。

中古車販売店や、ディーラー等等、
(同業でさえ…)
安易に、ツヤだし程度のポリッシングを
行う業者が多いですが、
我々からしたら、
「無謀」としか言えませんね。

膜厚は、メーカー、国産車、輸入車でも、また車のグレードでも変わってきます。

一番怖いのが、近年の国産車の
小型車、中型車クラス。

クリア層が15ミクロン〜くらいしかない
車が多々あります。
そんな車を、膜厚計なしで、
磨こうとは思いません…´д` ;

あと、例えば
クリア層が30ミクロンあるとして、
ギリギリまで磨いてはいけません。

クリアが薄くなるにつれ
耐候性が無くなっていきますので´д` ;

車種、ダメージの状況、オーナー様のご希望にもよりますが、
初回は1ミクロン〜5ミクロンに留めるべきでしょう。



秘密の実験は、
ペーパーがけまで
及びました。
あまり実施したくない
作業ですよね´д` ;

長々となりましたー(^.^)

膜厚は、
お客様にも知ってもらいたかった事です。

参考になれば!^_−☆

ではでは
今日はこの辺でー(^ー^)ノ