磨き・コーティングにとって技術・知識・道具・経験・センスも非常に重要ですが、以下の条件が揃って初めて、専門店らしく繊細で高い次元の磨き・コーティングが実現できます。
①「静かな環境で1台の車の作業に集中できる、1 CAR 1 GARAGE方式」
②「ほこり・風が入り込まない清潔な施工場」
③「キズ・ダメージを見極める照明設備」
④「施工場の温度管理ができる空調設備」
⑤「より高い次元の仕上がりを求めるためのこだわりの設備」
1つ1つ説明いたします。
1.静かな環境で1台の車の作業に集中できる「1 CAR 1 GARAGE」方式
当店は大通りから少し入った静かな場所に位置し、大通りに面してしませんので、直接の排気ガスも防げ、ほこりも入り込みにくい。磨き・コーティングにとっては非常に良い環境です。
また、当店は1棟の大きいガレージに複数台の車を入れ、複数の従業員で複数の車を同時進行で作業を進めるといった作業スタイルはとっておりません。
コーティングに関しては1台の車に集中できるガレージで、1台ごとに贅沢に時間を使う
「1 CAR 1 GARAGE 」 の作業スタイルをとっております。
なおかつ、左右のパネルを異なった従業員が磨くといったような複数人スタイルでの作業ではなく店主一人で全ての作業に当たっております。
従業員を雇い、どんどん台数をこなし利益追求していくのも事業として素晴らしいです。
しかし、私にはこの作業スタイルが合っているのです。
これが、「ハマバン流」。
1台1台時間を頂くので、予約から施工まで日数をいただく場合もございますが、1台1台時間をかけ丁寧に作業に当たりますので、ご理解いただけたら幸いです。
今後店舗を拡大しても、この作業スタイルは貫きますよ!
2.ほこり・風が入り込まない清潔な施工場
風が入り込むような環境では、ほこり・異物・排気ガスなどが舞い込んでしまい繊細な磨き・下地処理は行えませんし、結果、汚い施工環境になってしまいます。そのような環境は塗装トラブルのもとになります。
「部屋を綺麗にすることは、自分自身を整理すること」
とも言われるように、お客様の大切な愛車に触れるという姿勢からも、常に清潔で綺麗な環境は整えたいところです。
当店では、作業中はシャッターを閉め切り、外部からのほこり・風の入り込みをシャットアウトしております。
ですから、ハマバンのコーティング工場はいつもシャッターが閉まっており、営業日でも休みと思われがちですが、絶賛営業中ですのでお気軽にご来店下さい。
3.キズ・ダメージを見極める照明設備
基本照明設備(固定式)では、
・天井には、蛍光灯8基、スポットライト13基
・横壁には、蛍光灯4基、スポットライト8基
を設置しております。
特殊照明設備(可動式)では、
・デビルビーム(ケヰテック製)⇒人工太陽灯
・メタルハライドランプ
・LED照明(床置)等
その他多数備えております。
中でも最強の照度であるデビルビームは、どんな細かい傷でも見えてしまい、施工者にとってはその名の通り「悪魔の光線」とも言われます。
このデビルビームで綺麗なら、どんな状況下でも綺麗だと判断できます。
様々な種類・色・数・角度を様々なパターンで組み合わせた照明環境で磨くことで、正確な塗装の状態を見極めていきます。そうすることで塗装の状態を最大限に良い状態に導きます。
こだわった照明設備のおかげでコーティング施工後の納車の時に、モーターショーのように照らされたお車は非常に喜ばれます。
「自分が一生懸命取り組んだ仕事に対し、お客様に笑顔が生まれ感動していただく」
最高にやりがいのある仕事です。
4.施工場の温度管理ができる空調設備
施工環境の温度管理も非常に重要です。
コーティングには硬化・乾燥時間を設け、種類ごとに適切な硬化・乾燥時間が必要になってきます。
コーティングはその強度・耐久性を追及するが故に気温にも敏感です。適切な屋内温度を保たないと急激に硬化・乾燥が進んで、硬化・乾燥不良を起こしたり、コーティング本来の仕上がり・性能が実現できなくなってしまいます。
よって、施工ブースの温度管理は必須であり、コーティングを扱う店舗で空調設備が無く、温度管理できないのは論外と思ってください。
30度を超える真夏に温度管理しないで、コーティングすると思うとゾッとします。当店には5馬力の業務用エアコンで温度管理を徹底しております。
大きな施工空間だと、どうしても、ガレージ内の温度にムラがでてしまいますので、コーティング施工には適しません。その点、当店は、「1 CAR 1 GARAGE」という作業スタイルのため、施工空間も非常にコンパクト。
なおかつ、一般のコーティング店ではあまり見かけない断熱材とボードを・天井・壁面に貼り、外部の気温の影響も軽減。
これらの結果、空調の流れも非常に良く、ガレージ内の最適な温度管理が可能になっております。
5.より高い次元の仕上がりを求めるためのこだわりの設備
「コーティングはお店としての主力メニューではなく、サイドメニュー」
「車買ってもらったから、コーティングは無料サービスしときます」
「ガソリンスタンドで常に車が集まる場所だから、コーティングもメニューに取り入れよう」
と言った、「片手間」的な磨き・コーティングは、確かに最低限の設備があれば充分可能でしょう。
しかし、当店ではクオリティアップに繋がると思われる道具・設備は惜しみなく導入します。
当店で導入している「純水装置」もその一つ。
水ジミができる理由は、「水道水に含まれるミネラル分」です。よく雨ジミという表現が使われますが、雨は一度蒸発しているためミネラル分はほとんど含まれません。シミの原因となっているのは洗車の際の「水道水」なのです。
「コーティング専門店として、オーナー様の愛車に対し、たった一滴の水にもこだわりたい」
そんな思いから、当店で使用する水は純水装置を通した綺麗な水で作業を進めております。
次に、当店には、新車に限らず、中古車はもちろん、10年・20年以上経年している車も入庫してきます。10年・20年以上経年している車は、過去にも磨き・コーティングを繰り返していた可能性もあります。
「磨くということは、塗装を削ること」
つまり磨けば磨くほど、塗装の厚みは薄くなっていくのです。
塗装が薄くなっていくと、耐久性も弱くなりますし、塗装剥離、ツヤ引けなどにも繋がります。
ですから、当店では磨き作業に入る前に「膜厚計」という器械を使い、塗装の厚みを測定し、オーナー様の愛車の塗装に対し、安全で最適な磨きができるようにしております。
「ただやみくもに磨かない」
コーティング専門店としてのこだわりです。